イタリアジョジョツアー
2005.1.17(月)〜24(月)

同行者:高校の友人

往路 JAL
復路 JAL
プラン 往路日本航空直行便!ボンジョルノ イタリア大満喫8日間
(6泊全食付き、添乗員、現地ガイド)169000円
オプション ポンペイ半日観光 13500円
宿 IBIS CA'GRANDA
PALLADIO
FLEMING
CRISTOFORO COLOMBO
HOLIDAY INN 2泊


17日(月)

今回はクラブツーリズムーのツアーで、参加者は24名。添乗員さんが入社2年目の可愛い女の子で、おっとりしててちょっと心配かも…?

両替は空港でして行きました。
三井住友銀行は手数料がかからないらしい。調べてくれた友人に感謝!
1ユーロは141円でした。1万円出して70ユーロ貰って、おつりが来ました。
あんまり土産を買う人ではないので最低限。

成田空港発13:30発のJALに乗り、約12時間35分の空の旅を経てイタリアのミラノに着いたのは現地時間18:05、日本時間で深夜の2:05。
飛行機は座席は狭かったですが結構快適で、友達が持ってきた雑誌を読んだりゲームをしたりしてました。
窓の外は明るいし、合間に二回機内食を食べたりで、どうも夜という気がしません。
ミラノのホテル、イビスカグランダに着いて、お風呂に入って日本時間で朝5時半くらいに就寝。

18日(火)
朝は丸パン、クロワッサン、チーズ、ロースハム、コーンフレーク2種、ヨーグルト、林檎やオレンジなどの果物丸ごと(カットしてないんです)、袋に入ったラスクにクッキーのバイキング。チーズはちょっと苦手でした…乳製品はあんまり好きな方じゃないんで。

今日はミラノの市内観光です。緯度が北海道の稚内と同じというミラノ、この日もとても寒かった…っ!
本日の現地ガイドはアライさん。はきはきした日本人女性です。
凍える手を摩りつつ、まずはスフォルツェスコ城へ。巨大な城壁を潜るとそこは、広い広場になっています。
続いてドゥオモを見学。ドゥオモは教会の訳でいいのかな。とにかくでっかい!!スフォルツェスコ城もだけど、建物の大きさのスケールが半端じゃない!日本にはこんなでっかい建造物どこにもないよ!はるか上空に見える天井が圧巻。

ビットリオエマヌエーレ2世アーケードで20分の自由時間。広場もでっかい。

お昼はZINGAROというレストランにて、真っ黄色のミラノ風サフランリゾットと、肉を薄く伸ばして細かいパン粉をつけて揚げ焼きにしたミラノ風カツレツ、丸っこいパンとパンナコッタ。飲み物はフルーツジュースを注文。桃が入ってるのかな?どれもこれも美味しかったーV日本人向けにリゾットは柔らかく炊いてあったけど、60代の方が殆どというこのツアーではご飯が固いと不評。

食後はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会へ。スフォルツェスコ城と地下通路で繋がっているこの教会には、有名なダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の絵があります。
キリストが12使徒たちと食事をしていて、「これから私がパンを与える者が私を裏切る」という発言に皆がどよめいている所。
徳島の鳴門の大塚美術館で複製は見てましたが、生はやっぱり素敵。
絵が長持ちするフレスコ画という技法ではなく、色の修正は可能だけど長持ちしないテンペラで描いたため色が薄くなっています。
ここ、半年前から予約してないと入れないんですって…っ!
この絵には埃が天敵だそうで、埃避けのセキュリティが凄かったです。次の部屋に移動する前に後ろの扉が閉まります。できるだけ未来まで絵を守ってください…っ。

バスで280km走り、ベネツィアのホテルパラディオに到着。
夕食はトマトのペンネとロースハムのステーキ?みたいなもの、グリンピースとポテトの付け合せ、パン、タルト。
ペンネはやっぱり皆さんに不評。あれは確かに食べなれてないと美味しくないよね…。私も10代の頃初めて食べた時は美味しいと思わなかったもん。今は大好きv
ホテルとの間に食い違いがあったようで、食事時間を早めてくれと言われた割には中々出てこなかった。お風呂もバスタブがなくシャワーブースだけで、これはこれはで楽しかったけど。
今日は寒い。
ベニス、雪降ってるんですよ…。なのにお部屋はカードキーを差し込まないと電気がつかないタイプで、中々部屋が暖まらなかった…。洗濯もしたんだけど、一晩じゃ乾きませんでした。
まあ、ちょっと寂れたリゾート地って感じですね。シティホテルじゃないんだから、あんまり文句つけても…と思うんですが駄目ですか、おじさまたち。

19日(水)
朝食は丸パンとクロワッサン、コーンフレーク2種、スライスハム、スライスチーズ、ソーセージ、スクランブルエッグのバイキング。袋に入ったラスクもありました。

まずは水上バスでベネツィア市内へ。
本日の現地ガイドはサオトメさん。元気のいい日本人女性です。
あいにくと曇り空でしたが、ベニスは少し曇っている方が町並みが綺麗に見えるそう。
私はディズニーシーには行ってないのですが、行った人曰く「正にディズニーシー」らしい。水上バスから見ると、オモチャのようなパステル色の町が続いてて可愛いーっ。

今日最初の観光はサンマルコ寺院。床のモザイクが見事です。
寺院の目の前の広場には排水のための穴があるのですが、年に1、2回その穴から海水が逆流するらしく、その時は広場が湖になるそうな。広場には大きなテーブルが積まれていて、湖になった時はそれが道路になるらしい。
なのにこの広場、一階にお店がずらりと並んでるんだよ…。毎回店が水浸しになるらしいんだよ…
何か対策はしなくていいんですかい?
この広場にはライオン像があります。ジョジョ5部に出てきたMOの置かれてるライオン像のモチーフになったもの。(漫画ではサンタルチア駅にあります)めっちゃ高いとこにあるので、あれじゃ取れないねぇ(笑)

ドゥカーレ宮殿も綺麗な所。もうイタリアの建築物は一々綺麗で、感動するばかり。黄金の階段が素晴らしい〜。ここには壁に埋め込まれた目安箱があったそうです。

その後ラグーナムラノというヴェネツィアグラスの工房にてお買い物。小さくて安いのを一個買えたらな〜と思ってたら、店員さんの口が上手い上手い(笑)乗せられて116ユーロもするシャンパングラスを買ってしまいま し た よ…。いいんだ、自分へのご褒美さ。……カード引き落としの時に、レートが安いといいなあ。
色はエメラルドのような深いグリーンです。ブルーとどっちにしようか悩んで、結局グリーンに。ヴェネツィアグラスは金を混ぜて作る赤が一番高く、店員さんもひたすら赤を勧めて来るのですが、頑固に緑を主張しました(笑)だってすっごい綺麗だったんだものーっ。
じゃこれを…と言ったときの店員のおじさんの、「カッチャッタ♪」が忘れられません(笑)イタリア人男性って陽気でお茶目で格好いい〜。結婚したい〜Vイタリアは男女共に太めがもてるらしい。私ももてるかしら……どきどき。
その後他の店でもヴェネツィアグラスは見ましたが、色がくすんでたり安っぽかったりするくせに値段は高くて、このお店で買っといて良かったなと思いました。

それから6人乗りのゴンドラに乗り込み、ベニスの町を優雅に眺め。
お家とお家の間を抜けてく感じで楽しい♪

昼食はLAGUNA BLUというレストランで、。イカ墨パスタ、白身魚のグリル、サラダ、ティラミス。パスタはイカ墨苦手な私でも美味しく食べれました。流石本場。飲み物は友達とミネラルウォーターを半分こ。

バスで270km移動してフィレンツェのホテル、フレミングに到着。
夕食は生ハム・サラミ・ツナ入りレバーペーストトーストのトスカーナ風前菜と、パン、トスカーナ風ステーキ(カルビステーキみたいな感じ)、サラダ、パリパリチョコのアイス。パンとパスタという生活に慣れて来てたので、パスタがないと変な感じ。レバーペーストは流石に駄目でした…でも2口くらいは食べれたよ!ステーキは骨の周りは火が入りきらなくてレア状態でした。レア苦手だけど美味しかったvサラダが何だか苦かった。アイスは何故か私だけもう一個貰ってしまったので友達と半分こ。フィレンツェではキャンティワインが有名です(飲んでないけど)

20日(木)
朝食は丸パン、クロワッサン、コーンフレーク2種、スライスハムとチーズ、サラミ、ヨーグルト、プラムや果物缶、袋詰めラスクのバイキング。大体どこも朝のメニューは一緒。
ホテルのすぐそばにCOOP(スーパー)がありました。前日のうちに気づいていれば、ゆっくり買い物したものを…っ!とにかくどれもこれもパッケージの量が多かったです。一週間位住んで自炊してみたい。

本日の現地ガイドはフクシマさん。やはりはきはきした日本人女性です。
今日は最初にウフィッツィ美術館を見学。ボッティチェッリ の「春」と「ヴィーナスの誕生」が有名。美術の教科書にはまず載ってる絵です。「春」は三人の女性が手を繋いで踊ってる横に、花の女神フローラが立っている絵、「ヴィーナス〜」は言わずと知れた、貝に乗った裸の女性が描かれてる絵です。
一杯絵はあれどもそこはツアー、自分で好き勝手に見ることはできないのです。歩きながら必死に流し見。
ここで絵のカレンダーを買いました。1月も後半ということで、半額の2.5ユーロ。お買い得でした〜♪

美術館の入館に並んでいる間に、「1万円を71ユーロに両替、手数料無し」と看板を掲げたおじさんが来ていて、手持ちのユーロが少なくなっていた私たち、自由時間にそのお店に行ってみました。
そしたら本当に71ユーロにしてくれたよ!日本で両替したのより安いよ!
美術館出口からシニョーリア広場に向かう途中の坂道にある小さなお店です。日本語ででかでかと書いてあるのですぐ判るかと。オススメ。

フィレンツェのドゥオモもでかかった…っ!!
ここは階段でてっぺんまで上れるらしいんですよ。時間がなくて上れなかったのが残念。

昼食はIL CINESINOという中華のお店。洋皿で食べる中華って変。(笑)春巻きとチャーハンと辛めのスープ、キャベツ炒め、ナッツ炒め、麻婆豆腐、酢豚、鶏肉と野菜の炒め物、杏仁豆腐。ジャスミン茶が出たので飲み物は頼まず。お茶が久しぶりで嬉しい…(じーん)
イタリアに来てまでなんで中華!?とも思ったけど、加熱した野菜が一杯食べれたのが嬉しかったです。チャーハンの量が凄かった!1テーブルに2皿出されたんですが、1皿分も食べれませんでしたよ…。勿体無いー。
そして中華はやはり胃に溜まる。夕食になってもお腹空きませんでした。

昼食後はミケランジェロ広場へ。ダビテ像のレプリカがあります。高台の上からドゥオモが見れていい眺め〜vここの土産物には怪しいトランクスが一杯あります。こんなん彼氏に贈ったら、趣味疑われること請け合い!(笑)

バスで280km移動して、ローマのホテル、クリストフォロコロンボへ。
夕食はパン、カルボナーラ、鶏肉の上にペーコンを乗せたソテー、サラダ、チョコとレモンとバナナのシャーベット。飲み物はオレンジジュースを注文。カルボナーラはやっぱり皆様に不評。口に合わないのは仕方ないけど、不味いと言うのは止めて欲しい。こっちは美味しく食べてるんだいっ。

21日(金)
朝食はパウンドケーキ2種、パン、クロワッサン、スクランブルエッグ、ロースハム、スライスチーズ、コーンフレーク3種、ヨーグルトのバイキング。パウンドケーキがあんまり甘くなくて美味しい〜V

本日の現地ガイドはサカイダさん。面白い日本人男性です。
まずはシスティーナ礼拝堂へ。大量の裸の石膏像や巨大なタペストリーや絵画がずらりずらり。石膏像の筋肉の付き方が凄く綺麗。男の人の筋肉ってこんなんなってるのね…。二人の息子と共に蛇に巻かれてしまったラオコーンの像もあります。石膏像って興味なかったけど、これだけ美しい物を見せられると彫刻も気になりますね。
メインの「最後の審判」は真ん中にキリストが、向かって右が地獄、左が天国を表しています。この絵も大塚美術館で見てたけど、やっぱり圧巻……っ!!大迫力!天井に描かれている絵は影のつけ方が素晴らしく、まるで彫刻のよう。トリックアートの技の原点がここにあります。
壁の絵も凄いんですよーっ。カーテンがかかってるのかと思ったら、それも絵だった!恐るべしミケランジェロ!
もっとゆっくりまわりたかったなぁ……

サン・ピエトロ大聖堂はキリストの12使徒、ペテロの遺体の上に立てられた寺院。その巨大さ、迫力は実際に見てみないと絶対判らない。床から丸屋根の十字架の先端まで136.57メートル。50メートルプール2個縦に繋げた以上の高さですよ。栄光の司教座は豪華に、周りの彫刻は優美でとにかく凄いです。
大聖堂前の広場も凄いです。左右に広がる柱の上にはずらりと聖人の像が立ち並んでます。ほんっとオペラグラス持って来るべきだった!肉眼じゃ見えないよ!
1月一杯はキリスト生誕シーンの等身大の家が広場に建てられてます。毎年新しいデザインになるんだって。この写真を撮ってコレクションするのも面白いかも。

真実の口ではお約束に口の中に手を入れてポーズ。鼻とか目にも入れて見たかったけどね……(笑)

昼食はMANGROVIAというレストランで、ボンゴレ、魚のグリル、野菜ソテー(じゃが芋、ほうれん草、マッシュルーム、ブロッコリー、セロリ)、サラダ、カットフルーツ(りんご、オレンジ、みかん、キウイ)。アサリとムール貝も乗ってました。ムール貝ってこんなに味濃いんだ。温かい野菜も食べれて嬉しかった…v飲み物はカプチーノを注文。

トレビの泉もまたでっかい!ただの噴水じゃなくて彫刻が見事!こんなのが近くにあったら、しょっちゅう眺めに来るだろなー。後ろ向きになって、右手で左肩越しにコインを投げ込みます。一枚だとまたローマに帰ってくる、二枚だと願いか叶う、三枚だと綺麗に別れられるだそう。日本円でもOK。

「ローマの休日」で有名なスペイン広場の階段では、残念ながらアイスの食べ歩きは出来ませんが、トレビの泉からここら辺にかけてはアイス屋さんが多いです。冬でも売れるんだろうな。
階段を上って上からローマの町を眺めます。途中の階段にジプシーのおばあさんがいて、恵んでくださいと拝まれてしまった。自分ではお金を稼げないから仕方ないのかもしれないけど…かなり怖かったです。

コロッセオは車窓見学、しかもちらっと見えただけでした。近くの遺跡も気になるーっ。ローマは絶対また来よう!

バスで260km走って、ナポリのホテルホリディインに到着。周りはビル街で何だか新宿に来たみたい。この旅で一番良いホテル。
夕食はポモドーロとチキンのトマト煮とサラダと香りの強いタルト。パスタがアルデンテで、めっちゃ美味しかったーVだけどやっぱり皆様には不評…。そろそろ食事のたびに「不味い」のセリフを聞くのが苦痛になってきた。飲み物は同席になったご夫婦と赤ワインを注文。

22日(土)
朝食はパン数種、パウンドケーキ2種、コーンフレーク4種、モッツァネラチーズ、ヨーグルトみたいにとろっとした白いチーズ、ボイルウインナー、ベーコン、スクランブルエッグ、ヨーグルト、フルーツ缶、ジュースが一杯。流石に三ツ星ホテル。品数も多いし美味しいv

本日の現地ガイドはロッザーレさん。ナイスバディで日本語の上手なイタリア女性です。
高速船でカプリ島まで移動。見た目は日本の水上バスだけど……船体がやたらと軽く、波を割っていくのではなくて乗り上げてます。なのでかーなーり、揺れます。
まっすぐ立ってられない位。この揺れの中船内販売に来たおじさんはプロだ…。
つかイタリア人たちは、この揺れの中でもけろっとしてるんですけど!日本人は快適な船に慣れすぎですかね。普段滅多に酔わない私も、半分くらい過ぎたとこで段々気分が悪くなってきて、ようやく陸に降り立った時はほっとしましたよ。なので今日は青の洞窟に行けないと言われても、あんまりがっかりしませんでした。行きたくない気持ちと行きたい気持ちが半々だったので(苦笑)
だって青の洞窟に行くにはこれからまた小型船に乗って、それから海の上でボートに乗り換えるんだよ!この状態で休憩もなしにまた船に乗りたくないーっ。
お天気は凄く良かったんですけどね。波が高くて中止だったんでしょうね。事前に1月に洞窟に入れる確率は30%と聞いてたので、そこら辺は気にしなかったです。代わりに行ったアナ・カプリ地区も凄く綺麗だったし!シーズンオフで粗方のお店は閉まってましたが、レモングッズのお店でレモン物を購入。カプリ島はレモンが有名なんです。
断崖絶壁の上から眺めるカプリ島は綺麗でした〜。普段は見れないという島の教会にも入れたし満足。

昼食はRest Hotel Reginaで、トマトリゾット、イカリング、海老の空揚げ、サラダ、シフォンとパウンドの中間みたいなケーキ。飲み物はレモンソーダを注文。このリゾット、本場の炊き方で芯があって私は気に入ったんだけど……こんなの食べれるかと文句をつけたおじさんが居て、レストランの人にスパゲティ作ってもらってた。一人だけ。他にも食べれない人いたのに、その人たちに自慢するように「いいだろ〜」ですって。馬鹿じゃないの!!!店の人に「何がいいですか」と訪ねられ「ナポリタン」とか答えてるし!
ナポリタンなんてものは、ナポリには存在しないんだよ!!あれは日本人が考え出したものなの!聞いてて同じ日本人である事が、滅茶苦茶恥ずかしかった…
しかも追加のパスタ代はタダだったらしい…。無理言ったんだから金くらい払え!しょっぱくて不味かっただ!?よくそんなこと言えるな!
郷に入っては郷に従えです。無理な注文するな。現地の食べ物を食べずして、何の為の海外旅行だ!口に合わないのは仕方ない。だけどけなすな。少しは受け入れる努力をしろ!!
…………ぜぇぜぇ。
食に携わってた人間ですので、食事に関しては煩いです。ちなみにこのリゾット、ほんとーに美味しかったですよ。噛めば噛むほど味が出てきて。自国と似た味付けのものしか食べられないというのなら、海外なんて行くんじゃないっ。

帰りの船は酔い止めを頂いたのと、行きより波が高くなく酔わずに帰れました。ほっ。
港近くのたまご城は道路から写真撮影して、昨日と同じホテルへ。

夕食は外のDue Plameというレストランで、茄子と人参の網焼きソテー・ズッキーニ・ライスコロッケの前菜、巨大なカプリチョーザ、サラダ、ラム酒のサバラン風ケーキ。飲み物は同席のおばさまにキリストの涙と言われる赤ワインを奢って頂きました。らっきVピザがでっかくて食べ切れませんでした…悔しい。

23日(日)
朝食メニューは昨日と一緒。こっちのトマトジュースは味が濃くて美味しいなぁv

今日はオプショナルツアーに申し込んだ17名だけで、火山灰に埋もれた町ポンペイへ。
本日の現地ガイドはロッサイルさん。学校を出たばかりの可愛いイタリア女性です。日本語はそんなに上手じゃないけど、一生懸命さが可愛いv
ポンペイは物凄い巨大遺跡……っ!!本当に町ひとつがまるまる残ってる!
遺跡好きには堪りません〜VV時間の都合で半分しか回れなかったのが心残り。こういう遺跡は一人でじっくり見たいようーっ。
道路部分の石畳には、馬車が通ったわだちの後がくっきりと残ってて、ここに生きた人たちの存在を感じます。見所は公衆浴場と神殿ですかね。2000年前にこれだけの物を作ったなんて……古代人の技術力に感動します。現代の町が火山灰に埋もれて2000年後に掘り出されても、きっとこんなに見事には残ってないだろうな。
パン屋さんの跡とか面白いんですよ〜。石臼やかまどがはっきり残ってて!現在の居酒屋風の店では、カウンターがでんっと残ってます。ああ、ここで等身大おままごとをしたい……。「はい、いらっしゃーいっ」とか。
売春宿はマークがおかしかったです。言葉が判らない外国人でも一発で判る表記。男性のシンボルマーク(笑)
そしてここは思い切りジョジョツアーの場所V悲劇詩人の家の猛犬注意の床絵は、漫画よりも狭かったです。ここで180センチの男がごろごろ転がるのは難しかろう…。
ああ、この遺跡でジョルノたちが戦ったのね〜とにまにましてみたり。
古代の人たちは性に対して非常にオープンだったようで、ここの土産物は凄いです。エロスと書かれたカレンダーには、春画の壁画写真がずらずらと…。
いやー、激しい体位ですネ☆これって男×男×女の3P絵デスカ。女一人に前後から男が突っこむキーホルダーも売ってました。こういう物作っちゃうイタリアって…
普通の観光客には、透明フィルムによる復元図付きの解説本をオススメします。14ユーロとちょっと高めですけど、DVDも付いてますしお得ですよ!

お昼はTiberiusというレストランで、いかゲソサラダ、トマト多めのボンゴレ、サラダ、イカと海老のボイル、コーヒーとミルク味のジェラード。パスタが固めで美味しいv

8日間バスを運転してくれたのはミケーレさんという方でした。
真実の口では、駐車禁止のとこで乗降させてくれちゃったり、駐車場のない街中で時間きっかりに待ち合わせ場所にバスを運んで来てくれたりとありがとうございました!

ナポリ発15:35の飛行機に乗り、2時間50分飛んでロンドンへ。ここから成田行きに乗り継ぎます。
ユーロも使えますが、お釣りはポンドで帰ってくるらしい。しかもお札しか使えないんだって。ちぇーっ。コインは記念にしよう。
ロンドンの空港はお店も人も多く賑やかで派手で……東京にいるみたいでした…。
イタリアの素朴で暖かくてのんびりとした空気を味わって来た後なだけに、イギリスのこの喧騒は…っ(泣)私は旅に癒しを求めているので、都会は楽しくない…。
イギリスも行ってみたいと思ってたけど、長期滞在ではなく他の国とのパックツアーにしよう…。

ロンドンから成田までは11時間50分の旅。夜出発して夜着くので、殆ど寝てるかゲームしてました。明るくないと本も読めないし。昼便は暇つぶしの持込が必須だけと、夜便は要らないんだなー。


◆イタリアの食事事情とトイレ
海外に行ったら特筆すべきは食べ物。
イタリア料理は日本でも人気の通り、日本人の口に合います。素材の味を殺してソースで食べるフランス料理と違って、味付けはオリーブオイルとボルサミコ酢と塩、胡椒くらい。どれもこれも非常にさっぱりしてます。
パンは固め。というかカチカチ。千切ると欠片が飛び散ります。そのまま部屋に放置しておいても干からびなそう。でも中は柔らかい。噛むと粉の風味がして、何も付けなくても味があって美味しいです。多分イーストを使ってないのだと。フランスパンとはまたちょっと違った感じです。ジャムもバターも何も要らない(あ、でもイタリアのバターは白くてさっぱりしてて美味しかったですーっ。ハマって旅の間中、毎朝つけて食べました)日本のパンでは考えられない。とにかく美味しい。はまる。買って帰りたかった。
だけど年配の方には大不評でした。固かったからね…。帰りのロンドンまでの乗り継ぎ飛行機内で出たイギリスパンは、柔らかいけど風味が無くて、イタリアパンの方が美味しいなあと思ってたら、おばさまたちはこちらの方が良いらしい。味より固さか。
後は粉糖かけクロワッサンがよく出ました。これは柔らかいので、皆さんにも好評。
食事はパン、(前菜)、パスタなどの主食系、サラダ、肉などの主菜系、デザートの順で出てきます。日本はおかずの後主食だよねぇ。パスタがあるのにパンも出てくるのも不思議。でもイタリアパンは軽くて、幾らでも食べれてしまうんです。

サラダはいつもレタスとキャベツと赤キャベツと千切り人参に、オリーブオイル、ボルサミコ酢、塩をかけたものでした。キャベツや人参は入ってないとこもあったけど、レタスは絶対。温野菜が恋しくなりました…。
それと何件かのホテルで出たサラダが、凄く苦かったんです。これってもしかして野菜を洗った洗剤が残ってる…?大量調理では、野菜は専用の洗剤で洗えと言われているとこもあります。使用規定量が日本より多い可能性も大。
それに気づいてからは、苦いサラダは半分くらい残しました…。くすん。残すの切ない。

出発前に、友人に水はノンガスを頼むんだよ!と言われましたが、どこに行ってもノンガスしか出てきませんでした。ホテルの朝食パイキングでやっとガス入りを飲みましたが、小さな炭酸がシュワシュワ舌の上で弾けて面白い〜♪これで水割り作ったら美味しいかも(でも水として飲むにはやはり辛いです…)土産に買って帰ろうと思ってましたが、これがまた中々売ってないんだ。街中の小さな売店でみつけた時に買っておけば良かった。

出来るだけチップの要らないとこを選んでくれてましたが、やはりドライブインなどでは払わなくてしならないトイレチップ。一回50セントです。(100セント=1ユーロ=出発時のレートは141円)
トイレの入り口に人が居てお金を払ったり、自転車置き場の出入り口のようにお金を入れるとバーが下がったりと色々です。
ツアーだと行きたくなくても行っとかなくてはならないので、トイレ代が結構かかる。一回70円とはいえ、塵も積もれば……ですよ。
飲み物代もかかるしね〜。イタリア料理ってスープ系は出てこないし、お水も買わなくちゃなので、食事の度に飲み物代がかかるのです。しかも250〜330mlのジュースが平均3ユーロ(約520円)と高い!水ですら500mlで2ユーロ取りますからね〜。1リットルは2ユーロと安いけど、一回の食事でそんなに飲めないよ。
トイレで面白かったのは、水を流すスイッチが行く先々で違う事。ボタンだったりレバーだっり、パネルみたいだったり、引っ張るんだったり、押すんだったり、踏むんだったり…一体何通りあるんだーっ!(笑)
まるでクイズのようでしたよ。ある程度パターンは統一しようよ。



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