往路 | 新宿京王プラザホテルよりバス |
復路 | 新宿京王プラザホテルまでバス |
宿 | 富山マンテンホテル |
プラン | 感動のアルペン雪の大谷ウォーク 世界遺産・白川郷と小京都・高山(バスツアー添乗員、一泊朝食付き)21980円 |
オプション | 夕食コース3000円、合掌造り民家園チケットドブロクアイス付き600円 |
17日(土) 今回は近畿ツーリストのバス旅ツアーです。 朝七時に新宿駅を出発。午前中はひたすらバスで、12時半にようやく扇沢に着きました。 乗ってきた観光バスとお別れし、扇沢からはトロリーバスで黒部ダムまで移動です。 目的地である室堂は、未だ雪に覆われる真冬の世界。ここでフリースと手袋、帽子、マフラーを着込みます。季節はいつだ(笑)(この日の地上の温度は20度以上) トロリーバスとは電気で走る路面電車のバス版。環境保護の為に設置され、乗り心地は普通のバスと変わりません。 トンネルの中をバスで通り抜けると、黒部ダムに到着です。外に出ると吹き荒れる冷たい風。おおっ、寒い! 気温は9度とまだそれ程でもないですが、凍ったダムの上を吹き抜けてくる風だから冷たい。ケーブルカーの乗り場まで、雪に覆われた美しい山と氷の湖を眺めながら散策です。 ケーブルカーの乗り場黒部湖では、待ち時間の間退屈しないよう、黒部渓谷鉄道の職員さんが黒部ダムの成り立ちを面白おかしく説明してくれます。うーん、上手いなあ。 ここでしか買えない「立山黒部物語」という写真集も、話の最後にちゃっかり宣伝。 でも1000円でフルカラー写真集86Pはお得ですよ♪これ一冊で立山のことはばっちりです。写真も凄く綺麗v ケーブルカーに乗り、黒部平へ。このケーブルカーは環境保護の為に、日本で唯一全線地下式になっています。トンネルの中なので、風景は面白くないです(笑) 黒部平では集合写真を撮影。ここの風景を楽しむには雪の上を歩く事になるので、ハイヒールは厳禁です。防水の利いてない靴も駄目。 ここでは短い見学時間をぬって、信州えのきのおやきを食べました。 本場長野のとは違って、おやきというより肉まんに近いですが、中々の美味。(ちなみに長野駅や長野のサービスエリアで売られているおやきは美味しくないです。勿論東京に来ているのも美味しくないです) つーかそもそもおやきって、慣れない人には美味しいものじゃないよ…(苦笑/田舎が長野の人) 長野善光寺そばの裏道にあるお店のおやきは、お勧めできるけどね。 黒部平からは立山ロープウェイに乗ります。途中に支柱が一本も無いので、乗り心地が滑らかです。(支柱があると、その場所でがっくんってなるんですよね) そして大観峰に到着。売店から雪のトンネルを通ると展望台に出れます。 地上は晴れていたのですが、山の上は曇っててよく見えませんでした。ここまで来ると気温がぐっと下がって、息が白くなります。 次は立山トンネルトロリーバス。立山の主峰雄山直下のトンネルを通り抜けます。 大観峰のバス乗り場前の売店で売っていた、じゃが芋スティックが美味しかった! 女性好みのちんまりとした可愛いおにぎりもあり、このお店はお勧めです。 やっと今日のメイン目的地、室堂に着きました。 標高2450mの室堂は流石に寒い。氷点下の世界です。 持ってきた防寒アイテムをしっかり着込み直し、いざ白の世界へ。 大谷はその名のごとく、バス二台が何とか擦れ違える幅に掻いてある雪の谷です。 最初見えていたのは、バスの上を少し越える高さの壁でした。それが進んでいくうちに段々段々高くなり。 人間の目とは非常に騙されやすいものです。かなり高いのは判るのだけど、高すぎて逆に感覚がつかめない。 そこで人を入れて壁全体が映るように写真を撮ってみると… 高っ!!! 人間が豆! 今日が今年の室堂開通日だったのですが、この時期は高さが16〜18mもあるそうな。 4月末までと聞いていたけど、実際は5月末まではこの道を歩けるみたいです。雪の壁は圧巻ですよー。 春なのに真冬体験も出来るしね!はっきり言って、1月の北海道登別より寒かったし、雪も多かったです(笑) ちなみに室堂には世界第三位の高所に立つホテル立山があります。ここに泊まってみるのも面白いかも。 室堂からはこの雪の谷を通って、立山高原バスで美女平まで移動します。 ここは土産物を見るだけで、すぐに立山ケーブルカーに乗って立山駅へ。観光バスがここで待っていて、立山アルペンルートの縦断終了です。 ではもう一度おさらいして見ましょう。 信州、信濃大町側からのルート 信濃大町から路線バスで40分、扇沢まで(公共交通機関で行く場合) →関電トロリーバスで16分、黒部ダムまで →徒歩15分程歩きながらダムを見学、黒部湖へ →黒部ケーブルカーで5分、黒部平へ →立山ロープウェイで7分、大観峰へ →立山トンネルトロリーバスで10分、室堂へ →立山高原バスで50分、美女平へ →立山ケーブルカーで7分、立山駅へ 乗ったー!(笑) 乗り継ぎはいいし、うっかりすると各地で長居しちゃいそうな程売店が充実しているので、あんまり気になりませんけど、それにしても凄い数。 昭和46年にこれら全線が開通したことにより、気軽に登れるようになった立山ですが、それまでは本当に厳しい山でした。徳川家康の再起を促すために、厳冬の佐良佐良越えをした(しかも往復!)佐々成政の精神力は物凄い。 地上との気温差を考えても、とんでもないとこに行ってきたなあとしみじみ思います。 今度は富山ルートからも行ってみたい。 ちなみにこの季節の服装は、 運動靴(靴底が高く、裏の溝が深く防水加工してあるもの)、手袋、帽子(ニット製だと暖かいが、地上では使いにくいのでつばのある普通の物が良い)、サングラス(快晴だった場合、雪の照り返しから目を守る)、マフラーや耳当て(耳が冷たくなります)、セーターまたはフリース、ウィンドブレーカーなど風を防ぐジャンバー、天気が悪くなりそうな場合はレインコート(風が強いので傘は駄目)、ズボン。 寒がりの人は下着を厚めのものに。荷物を少なくしたい時は、マフラーなど小物で調節。ズボンも厚めの物にするか、下に一枚履くと良いです。上から履くビニール製のズボンを持って行っても。 数時間だけ冬の北海道に行くつもりの格好で行きましょう。地上に降りれば春です。 その気温差は下手したら30度(苦笑) ホテルに着いたのは6時でした。 駅前まで少しふらふら散歩して、夕飯はツアー料金には含まれていないので、別途予約したツアー客用のセット。 ボイルホタルイカの酢味噌和えと、ぶり・白エビ・エビの刺身、鱒の揚げ煮紅葉和え、いわし団子の味噌鍋、蟹、ご飯、香の物で3000円。 名物を一通り食べれたし、美味しかったので満足v 富山駅近辺って、郷土料理食べれる店ないんですよね。 18日(日) 富山から一時間ほどバスに揺られ、世界遺産白川郷へ。 |